和服コラム

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「綸子」・「モス(モスリン)」・「精華」

モス(モスリン)
モス糸と呼ばれる梳毛糸で織られた織物。モスまたはモスリンと呼ばれ明治末から第二次大戦後まで庶民の布として和装だけでなく洋装や寝装など広く用いられたが今ではほとんど使用されていない。
大阪府泉大津が主産地で戦前から昭和40年ごろまでは子供用着物や長襦袢・下着の素材としてよく用いられたが、ウール100%糸のため防虫効果が無く今では絹や合繊素材にとって替わられほとんど生産されていないが、戦前は長襦袢の普及品素材の代表であった。

綸子
ちりめんの一種。朱子組織の光沢を応用して、裏表(昼夜)を利用した斜紋織で文様を変化に富ませて織る事が出来るため、うすくやさしい光沢を利用して長襦袢用素材として愛用されている。
戦後は北陸地方や丹後地方で紋織の綸子が大量生産され現在の長襦袢素材の主流となったが、今ではほとんどが中国で生産されている。

精華パレス
ちりめんの一種。戦前流行した薄地の錦紗織は縮むという欠点があったのを改良したちりめんがパレスちりめん。錦紗織より撚糸が少なく、しぼが低いためすべりが良く、一見羽二重のようで長襦袢や八掛けなどの裏地素材として利用された。精華パレスはさらにパレスちりめんを改良した一品種で現在はほとんどこの精華パレスちりめん。型友禅素材としてはしぼが低いため乱反射が少なく、錦紗織より染め色に深みが無く、微妙な色合いが出しにくい。

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