復刻刺繡半衿と下絵の公開展示

復刻刺繡半衿と下絵の公開展示

「衿を見る」という諺があるように、衿は人を見て区別を付ける服装の内でも重要な存在です。襦袢に半衿と称して別裂の衿を掛ける習慣は江戸時代に始まり、時代を経ると共に豪華な半衿が流行しました。特に明治後半から大正、昭和初期にかけては華やかで繊細な刺繡を施した半衿が大流行しました。
紫織庵では所蔵する当時の下絵を基に一枚一枚手刺繡で復元し、技術の継承に努めています。
9月1日より、この1年かけて復刻した約100枚を展示公開していますので、是非この機会にご覧いただき、半衿の繊細な美しさを見出していただければ幸いです。

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